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Q.矯正器具の名前と使い方を説明して下さい

普通、矯正治療というものはブラケットというメタルか、セラミックの物を歯の表面につけます。

見た目を目立たないようにしたい場合には、セラミックブラケットが優れていますし、欠けたり、取れたりしたくない場合にはメタルブラケットが優れていますが、機能的にはそんなに違いはありません。後は費用的にメタルブラケットの方が治療代が安くなります。

しかし、このブラケットだけでは歯を動かすことはできません。このブラケットの中心の溝(スロットと呼ぶ)にワイヤーを通すことによって初めてワイヤーの力で歯が動いていくのです。

メタルブラケット写真   セラミックブラケット写真
メタルブラケット   セラミックブラケット

このワイヤーにも丸いワイヤー、四角いワイヤー、直線状のワイヤー、屈曲されたワイヤーなど、いくつかの種類のものがあります。これは歯をどう動かしたいかによって使用するワイヤーが違ってきます。

丸いストレートワイヤー写真   屈曲されたワイヤー写真
丸いストレートワイヤー   屈曲されたワイヤー

後、補助的な道具として歯を3次元的に動かす為に上下のワイヤーにゴムを引っ掛けて動かすことがあります。顎間ゴムと呼ばれ下の顎の動きにも作用することになります。

顎間ゴム写真    
顎間ゴム    

ワイヤー(主線)

ワイヤーには、初期頃(○日~三ヶ月目)に装着する物で、形状記憶合金のものを含め、切断するとその形が丸いラウンドワイヤーと、後半期に使用し、矯正治療のメインになる切断面が長方形のレクタングルワイヤーがあります。ラウンドワイヤーの働きとしては、前後、左右へ平面的に歯を動かす働きをします。このワイヤーだけで、ぱっと見の歯並びは結構きれいになるものなのです。

レクタングルワイヤーでは、三次元的に、上下も含めて立体的に歯を動かしていきます。平面的に見た目がきれいになっても、上下の噛み合わせが一致していなかったり、顎のまわりの筋肉の運動と合っていなければ、歯はただの飾り物になってしまうので、このレクタングルワイヤーが矯正治療の主役なのです。

ブラケット

なぜかわかりませんが、患者様はこの装置のことをブリッジと間違えて呼ぶ人が多いです。ブラケットの真ん中には、ワイヤーより少しだけ大きいスペースの溝があります。ここにワイヤーを入れて歯を動かしていくのです。

ブラケットの溝がワイヤーより少しだけ大きいのは、多少の遊びがないと歯が思ったより極端に動きすぎてしまったり、それに伴って多くの痛みを発する原因になったりして、治療にいろいろ問題が出てくるためです。

ブラケットの種類には、金属の物、セラミック製の物、レジン製の物などがあります。外見の問題を除けば、金属製のブラケットが、強度、接着力、ワイヤーとの摩擦関係など、全てにおいて優れています。

バンドのブラケット

矯正治療を始める前に金属やセラミックの被せ歯が入っている歯や、一番奥の歯で、ブラケットが外れたら困る箇所にバンドのブラケットを装着します。

バンドの場合、まず外れることがないので、以前は全ての歯にバンドのブラケットをつけて治療をしていた時代がありましたが、歯に使う接着剤の飛躍的な進歩によって、今はなるべくバンドのブラケットを使うことは避けられ、限られた歯にだけ使用し、極力普通のブラケットを使って矯正治療をするようになっています。