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Q.矯正治療の真の目的は?

Ans.一般の患者様にとって矯正治療というのは、見た目をきれいにするために行なう治療で、美容整形治療と同じように考えている方が大半であると思われます。

実際、税務署では成人の矯正治療を美容治療として考えていて、原則としては年末の確定申告で医療費控除の対象から外れています。

しかし、当クリニックに限っていえば、外見よりも、頭痛、肩こり、不眠症などの不快な症状を治したくて矯正治療を行う患者様の割合が多いです。

矯正治療はある意味で両刃の剣であります。正しい噛み合わせを作るためにすべての歯を動かすことができるので、噛み合わせ治療の方法として最も有効な方法です。逆にその結果が思わしくない場合は患者様にとって、自然な顎の運動をしいることになり、患者様にとって苦痛が増えてしまいます。

では、何をもって正しい噛み合わせとか、正しくない噛み合わせと判断すればいいのでしょうか。

最近は、一見するときれいな歯並びなのに、詳しく検査すると噛み合わせのズレている患者様が多く見うけられます。

まわりの人や歯医者さんからも「きれいな歯並びですね」と誉めてもらっていたのに、当クリニックで検査をした後に噛み合わせがズレていることを指摘されると、みなさん一様に、信じられないと疑いの表情をします。

こういった患者様には、噛み合わせのズレを説明して頭で理解してもらうことよりも頭痛、肩こり、耳鳴り、不眠症などの症状を取り除くことで、実感としてわかってもらうほうが早い場合があります。

“論より証拠”で、症状が楽になると、驚いて、自分の噛み合わせのズレが体にも悪影響を及ぼしていたことを実感してくれます。

今の現状では、噛み合わせのズレと全身の関わりについてすべてが解明されているわけではなく、不明な点も多くあります。ですから矯正治療でも、外見の美しさやきれいな歯並びを治療目標と考える患者様や歯科医師さえもが大半を占めているのが実情なのです。

矯正治療をする最大の目的はなんといっても、「見た目の歯並びをきれいにしたい」ということでしょう。もちろん見た目はとても大切なことですが、歯並びを治したり、噛み合わせをよくするということは、見た目以外にもいろんなことと関連しているのです。

なんと、噛み合わせは、体の健康とも深くかかわっているのです。

では、噛み合わせが悪いとどんなことが起こるのでしょうか?

1.顎がずれ、顎関節症を起こしやすい

噛み合わせが悪いために、口が開けにくい、顎の関節が「カクッ」と音がする、口を開けた時に、関節の回りが痛む、など顎関節症の障害の原因になります。

2.全身への悪影響が起こりやすい

顎のずれにより、背骨が曲がったり、噛む時に、筋肉に負担がかかりすぎ、肩こり、偏頭痛、首の痛み、耳鳴り、腰痛、や、筋肉の過緊張により自律神経に異常をきたして、倦怠感、浅い眠り、生理痛など様々な弊害が現れやすくなります。

3.咀嚼(そしゃく)障害が起こりやすい

食べ物を十分に噛み砕くことが出来ないために、栄養摂取の効率が悪くなり、それに伴って胃腸を壊しやすくなります。

4.劣等感を抱きやすい

歯並びが悪いことにより、大きく口を開けて笑ったり、喋ったりすることがためらわれ、性格的にも暗くなる人もいます。

特に歯への関心が高まっている昨今、深刻に悩んでいる人はかなり多いです。

5.発音が正しく出来ない

奥歯を噛みしめても前歯が開いてしまう人の場合には、サシスセソなどの摩擦音が出しにくく、英語の発音などには、大きなハンディになってしまいます。

6.虫歯や歯周病になりやすい

歯並びが悪いと、歯の周りに汚れがたまりやすく、また、歯ブラシの毛先も届きにくくなります。磨き残した歯の汚れは、虫歯と歯周病の原因になってしまいます。

7.顎の成長に異常をきたす

噛み合わせが悪いために、顎の成長が左右どちらか片方の過成長がおき、顔が非対称になったり、受け口の噛み合わせのために顎がしゃくれた方向に成長していきます。

噛み合わせが悪いと、考えられるだけでも、こういったような問題点が挙げられるので、正しい噛み合わせを作るということはとても大切なことなのです。