A.インターネットの普及によって、最近は情報が伝わるのが早く、歯科医の私が知らない記事を、患者さんの方が先に知っていたりして、「矯正治療は、体に良くないと聞いたのですが、どうなんですか?」と質問してくる人もいて、驚いてしまいます。
矯正治療という行為は、全ての歯を動かして噛み合わせを一変させる治療ですから、体にとっては一大変化を起こします。
神経系、筋肉系に今までとは違う新しいシステムを記憶させるのですから、それが正しい状態でインプットされれば、体にとってはとてもよいことなのです。
しかし、一方では、間違った状態でインプットされてしまうと、体にとってとても辛く、有害なことも起こり得るのです。
つまり、矯正治療自体が悪いのではなく、矯正治療と言う行為は、前進にも多大な影響を与えるとても大変な治療だということなのです。
Ans.昔は、矯正治療を受けている患者さんの絶対数も少なく、その内訳も殆どが子供だったので、顎関節症についても特に問題になるほどではなかったのでしょう。
周りに矯正治療を受けている人が少なければ、比較のしようがないので、何か問題があっても、こんなものなのだろうと自分で納得していたのかもしれません。
そして、昔は顎関節症と言う病気は殆ど知られていなかったので、矯正治療と関係があるとは一般的には考えられていませんでした。
しかし、最近は矯正治療を受ける人も増加し、大人でも矯正治療を受ける人が増えています。そして顎関節症が社会的に問題になり始めているので、これらがリンクしてそういった情報が一般の人にも届いているのです。
Ans.虫歯の治療は、患者さんが口を空けている間に歯科医が治療をすればそれで終わりですが、矯正治療の場合は、家に帰ってからも治療が続いていくので、家でゴムをかけてもらったりしないといけません。
当クリニックでは使用しませんが、ヘッドギアやチンキャップなど、頭から頭巾のようにかぶってもらう器具を使用する医院もありますから、患者さんの協力なしに治療を進めていくことは出来ないのです。
患者さんの協力が得られない場合は、いつまで経っても治療が終わりませんから、患者さんに治す意思が無いのなら、中止にするか、やる気になるまで説得するかのこんくらべになってしまいますね。
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