Ans.一般的に“歯並び”というのは、前歯の外見上のことを言い。“噛み合わせ”というのは、奥歯やあごのずれなど、機能面をさして表現されています。
本来は、外見の美しさと機能的に正常であることは一致していないといけないのに、現在の歯科医療では必ずしも一致していないのです。
審美歯科の治療というのは、見た目を美しくしていますが、機能的には何も変わっていないのです。むしろ、前より悪くなっていることも多いのです。
矯正治療においても、外見上はキレイになったのに体調が悪くなったりするのは、機能的には正しくないということなのです。
Ans.一般的なニュアンスして、“噛み合わせ”と言えば、奥歯の歯並びや顎の運動など機能面をイメージし、“歯並び”というと、前歯の見た目など審美面をイメージします。
本来、“噛み合わせがいい”のと“歯並びがいい”のは同じ意味でなければならないのに、外見の治療にばかり重点がおかれ、歯並びはいいけど噛み合わせは悪いということが生じていました。前歯だけを削って被せてきれいに見せる審美治療というのは、ここでいう歯並び治療の典型であって、噛み合わせ治療では断じてありません。
今までは、矯正治療でも、歯と顎の大きさが合わないために歯並びが悪くなるので、前歯のみをきれいに並べて奥歯は前方へ倒れないようにそのままの位置を維持するという治療が主流でした。
しかし、現在は、奥歯の噛み合わせが悪いから、結果的に前歯の歯並びが悪くなってしまうのだという考えが注目を浴びるようになってきました。
したがって、歯並びが悪くなる根本的な原因である奥歯の噛み合わせを正しく治せば、歯を抜かないで、前歯もきれいに並ぶという考え方が出てきました。
こういう考え方が歯科界に定着するようになれば、“噛み合わせ治療”と“歯並び治療”が同じ意味になる日もやってくると思います。
Ans.歯列矯正を希望する方の中で最も多い理由は「見た目をきれいに、かっこよくしたい」というものです。
しかし、噛み合わせが悪いということは外見だけの問題ではないのです。それは、体全体の健康にとても多大な影響を与えているのです。
考えられる噛み合わせ不良のデメリットをあげてみます。矯正治療によってこれらが解消されます。
噛み合わせが悪いために、口が開けにくい、顎の関節に音がする、口を開けた時に、顎の関節の回りの筋肉が痛むなどの障害の原因になっています。
顎のズレによって、噛む時に一部の筋肉に過度の負担がかかることで、肩こり、偏頭痛、首のこり、耳鳴り、眠りが浅い、ひどい生理痛、生理不順、腰痛など、全身へのさまざまな弊害が現れてきます。
食べ物を十分に噛み砕くことができないために栄養摂取の効率が悪くなり、唾液の効用も十分に利用できなくなり、胃腸を壊したり、消化器系への障害を引き起こしやすくなってきます。
歯並びが悪いことにより、大きく口を開けて笑ったり、しゃべったりすることにひけ目を感じて、性格的にも暗くなりがちです。外国人は、なぜ日本人は手を口に当ててしゃべったり笑ったりするのかと、とても不思議がります。近年は、芸能人などの影響もあって、欧米並みに歯への関心が高まっているので、深刻に歯並びの悪さを悩んで、コンプレックスになっている人は増えています。
奥歯を噛みしめても、前歯が開いてしまう「開咬」の場合は「サシスセソ」などの、摩擦音が出しにくく、英語の発音には特に大きなハンディーとなります。また、「受け口」の人の発音は、大きく口が開かないために、正常な歯並びの人とは違った独特の発音になってしまいます。
顎の成長が十分に進まなかったり、逆に異常に進みすぎて、顎が未発達になったり、顎がシャクれたり、顔が非対称になったりします。
歯並びが悪いと歯の周りに汚れがたまりやすく、又歯ブラシも届きにくくなります。細菌による歯や歯肉への汚れは、虫歯や歯周病の原因となるのです。
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