■どうしても治らない患者さんもいる

 多くの歯医者が、顎関節症の患者さんの治療を嫌がる背景には、大きく分けて2つの理由がある。

 1つめは、噛み合わせ治療が、分かっていない事が多い難しい治療であることである。2つめは、長年の噛み合わせ不良のために、常に噛み合わせばかり考えていたり、歯科医院を転々としていたりして、患者さんが一種のノイローゼのようになっているから歯科医が正しい治療をしても何かあるとすぐに、噛み合わせが狂ったと、必要以上に神経質になってしまう人がいるからだ。

 そういう患者さんは、長い間に、いろんな歯医者でいろんな治療の説明を受けてきて患者さん自身が自分で治療方法を指示してくる人も少なくない。

 歯医者の方も、治療法方に自信がないから、患者さんの言われるままに治療していき、いい結果が出ないと患者さんの言われるままに永遠に振り回される事になってしまうのだ。

 こういうノイローゼ気味で、精神的に病んでいて、治療に不信感をもっている人の治療は難しい。精神状態が安定していないので、とにかくイライラしていて、人の揚げ足を取ることばかり言ってきたりする。このタイプの患者さんに困らされた経験を持つ歯医者は、2度と同じような嫌な思いをしたくないので、噛み合わせの治療を避けてしまうようになってくるのです。

 もちろん、患者さんの言い分が正しくて、歯科医の治療が未熟な場合もあります。

 私の医院では、私の著書を読まれて、遠方からも多くの患者さんが来院されるため、様々な患者さんがいらっしゃいます。

 その中には、前の医院で体調不良を訴えつづけると、「お前は疫病神だ」「これ以上どうしろというんだ」と、歯医者の方が逆切れしてさじを投げられた人もいました。

 以前の噛み合わせ治療が、明らかに問題がある場合などは、当クリニックの治療で改善して喜ばれますが、治療の如何に問題がある場合などは、当クリニックの治療でどんな治療をしても治すことは出来ないので、治療に手をつけないようにしています。

 このメルマガは、歯科医師の方も多く読まれているみたいなので、こういう精神的に問題がある人に見られる傾向をお教えしておきます。

  • 治療方法に対して、自分の考えを主張して人の言うことに耳を傾けない
  • 人に対する感謝の気持ちがなく、常に不平不満、愚痴を言っている。
  • 攻撃的な性格である。
  • 歯科医院を転々としていて、歯科医師に不信感を持っている。

 しかし、歯科医の治療方法に問題があるのか、噛み合わせとは無関係な問題なのか、患者さんに精神的な問題があるのかは、性格に判断する事はとても難しい事です。


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