■Q.治療途中は噛みにくいのですか?

Ans.矯正治療中によく噛めないとか、特定の歯だけが強く当たってしまうとかいったことを言われる人が多いですが、治療途中では必ずこういうことは生じるのです。

 治療前に、悪い噛み合わせでもそれなりに噛んでいたのを、矯正治療をすることによって一旦、今までの噛み合わせをこわしてから1つ1つ正しい噛み合わせを作っていくのです。ですからある程度の噛み合わせが作られるまでは、治療前よりも噛みにくくなるのは当然なのです。ですから歯の動き方によっては、昨日までは右側が噛みやすかったのに、今回は左側の方が噛みやすいということもあるのです。治療後によく噛めないとか、治療途中で(特に初期)どこで噛んでいいかわからないというのは自然なことなので一切心配はいらないのです。

 逆に今まで間違って使っていた咀嚼システムを一旦白紙に戻して、従来の正しい咀嚼システムの動きに合わせて歯を並べていく為には、大脳から間違った情報を消去するためには、しばらくどこで噛んでいいかよくわからない期間も必要なのです。古い家を建て直す時にそれをリフォームしながら直すだけでしたら、その家に住みながら、修繕できますが、新しい家を作る時は、一旦古い家を壊してから一本一本柱を建てて家を作っていきますよね。人が住める形になるまでには一定の期間を要します。矯正治療も一旦白紙状態に戻すのである程度噛めるようになるのには、時間が必要になってくるのです。


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