■Q.どうやって歯は動いていくのですか?

Ans.ブラケットと呼ばれるセラミックスや金属を歯の表面につけて、ブラケットの中央の溝に針金のようなものを入れて、歯に力を加えます。

 まず、力が加えられる方向の歯根膜が圧縮され、貧血状態になって、歯根膜を通過する血液が減少します。それを体が感知し、その周辺の科学的環境が変化し、細胞のパターンが変化してきます。

 それは、圧縮された部分から、歯根膜に隣接する歯槽骨組織を溶かしていく破骨細胞というものが出現して、働き始めるからです。

 骨を溶かすこの破骨細胞のみでは顎の骨はダメになってしまいますが、圧縮される方向と反対側の引っ張られる側では、歯根膜が引っ張られることによって膨張し、歯槽骨を新しく造っていく造骨細胞も出現し活動し始めます。

 歯根膜内の血流量が減少すると、骨を溶かす破骨細胞が出現し、血流量が増加すると、骨を新たに造る造骨細胞が出現し、これらがうまくバランスをとりながら歯を動かしていくのです。

 矯正治療中に、ワイヤーを外して歯を磨いてもらう時に歯がグラグラ動くので、歯が抜けるのではないかと心配する患者さんもいますが、このような過程の状態であるだけで、治療後はきちんと歯は動かないように固定されますので全く心配することはありません。


矯正治療Q&A
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